ゲームリソースファイル(*.gr)の書き方 xsystem35ではゲームデータの置き場所をテキストファイルに保存しておき、 それをxsystem35に指定してやる事でデータの置き場所を知らせます。 # このファイルのファイル名はxsystem35を起動する時に指定できますので、hoge.gr # である必要は無く、自由につける事が出来ます。 ここでは、このテキストファイル(ゲームリソースファイル)の書式を説明します。 1つのデータにつき1行で記述します。例を見て下さい。 ScenarioA /home/chikama/game/rance4/rance4_sa.ald キーワード データのフルパス の順に書きます。キーワードは行の先頭から書き、データのフルパスとの間は半角 スペースです。(セーブデータのみ、ホームディレクトリを表す ~ を評価します。) キーワードには次の7つがあります。 Scenario : シナリオ Graphics : グラフィック Wave : PCMデータ Midi : MIDIデータ Data : その他データ Save : セーブデータ Resouce : リソースファイル(マウスカーソル形状) Ain : DLL とその関数の情報のかかれた System39.ain BGM : BGMデータ(エスカレイヤー以降のBGMデータファイル) WAI : PCMデータの追加情報 (mixer channel 情報等) BGI : BGMデータの追加情報 (ループ位置等) SACT01 : SACT.DLL用データ (SACTEFAM.KLD) ALK : デモ用アーカイブファイル Init : System39.ini 同じ種類のデータが複数ある場合はキーワードの次にA,B,C...をつけます。 (Ain を除く) CD-ROM上のどれがどの種類のファイルかは、ファイル名で判別します。 *SA.ALD ならシナリオの1番目、*GA.ALDはグラフィック、*WA.ALDはPCM、 *MA.ALD はMIDI、*DA.ALDはその他データです。 Ain は System39.ain へのパスを書きます。例えば Ain /home/chikama/game/20cKaeru/System39.ain のように書きます。 Init は System39.ini へのパスを書きます。例えば Init /home/chikama/game/esuka/System39.ini のように書きます。 WAI/BGI は通常1ファイルだけですので WAIA /home/chikama/game/esuka/DOKI_WA.WAI BGIA /home/chikama/game/esuka/DOKI_BA.BGI のように書きます。 SACT01 は SACTシステム固有のデータファイル(SACTEFAM.KLD)へのパスを 指定します。 SACT01 /home/chikama/game/rance5d/SACTEFAM.KLD ALK はデモ用のデータが入ったアーカイブファイルです。 ALK01 /home/chikama/game/nd/NightDemonDemo1.alk ALK02 /home/chikama/game/nd/NightDemonDemo2.alk ALK03 /home/chikama/game/nd/NightDemonDemo3.alk のように書きます。 また、これらの範疇にはいらないデータ、たとえば、かえるにょぱにょんの floor_1.mapなどはリソースファイルを介しませんので、ゲームリソース ファイルには書かず、「セーブデータを置いたディレクトリと同じ場所」に コピーして下さい。 また、Save? のみ、'~' (ホームディレクトリ)を評価しますので、 SaveA ~/savedata/kichiku/kichiku_sa.ald のように書く事が出来ます。 コメントを書く場合は行頭に # をつけます。また空白行は無視されます。